柾小屋の位置判明

柾小屋の場所が判った。柾小屋は昔は集落があったが、今は無人。柾小屋渓谷の地形をGoogleで見ると両岸が切り立ったような崖。素晴らしい景観。国土地理院の地形図では等高線が狭い間隔で並んでいる。柾小屋で左折と言うのは、川を渡る場所がそこしかないことを語る言葉だった。
ほうじが峠から黒川沿いに南下する240号線も、柾小屋渓谷を流れる川と黒川の合流点で西に曲がって川の北岸を遡り、柾小屋で左折して川を渡り、また左折して川の南岸沿いに黒川との合流点まで戻り、あとは黒川沿いに南下する。
柾小屋で川を渡った後、240号線以外は総て大野ヶ原のどこかに至るが、皆1300m級の山を越えて行く。柾小屋の辺りが約800mくらいであるから、500m以上登らねばならない。240号線は黒川沿いに進むので下り一方の道で楽なのに、これ以外の厳しい道を辿るのは目的地が大野ヶ原であることを示す。なお、柾小屋は中川村の中の集落であるので、「中川村、銭原峠を越え、柾小屋で左折し」とは「中川村から銭原峠を越え、・・・」の意味でなく、「中川村の銭原峠・・・」或いは「中川村を銭原峠を越えて柾小屋に至り、そこで左折して」の意味と解すべきである。