言葉の重複

レッドソックスオリオールズの実況中継で、アナウンサが「バッターにとって逆風の風が・・・」とのたまった。近頃アナウンサは言葉の重複を何とも思っていないらしい。「得点差は2点差」「巨人軍監督の原監督」てなことを平気で言う。昔はこのような言葉の重複を厳しく戒めたが、最近は誰も注意しないのだろうか。このような重複をすると、「馬から落ちて落馬して、女の婦人に笑われた」などと冷やかされたものだ。
言葉の重複だけでなく、呼吸音に無頓着なアナウンサも居る。以前NHKの某支局に投書して注意を促したら電話が掛かって来て、誰でしょうかと尋ねられた。放送を聞いていれば直ぐ判ること。それに気が付かないとは誰もチェックしていないのか、呼吸音に注意する意識が無いのか、些か呆れた。そこで我々話すことが本職でない者でも、報告などに際して呼吸音が聞こえると厳しく注意されたのに、話すことが商売の放送局が意識していないとは何たることか。一人や二人ではないから良く注意して聞いて見ろと答えた。この件はその後短期間で改善されたが、言葉の重複は簡単に直るだろうか。
【追記】先ほど「挙式を挙げる」と言っていた。阿呆か。(2009/04/22)