矢張り中国の壁は厚い

中国は矢張り強い。男子ダブルス以外、男女シングルスも女子ダブルスも、中国勢に敗れた。何れもレベル差を感じるが、石川佳純は今大会で1つもゲームも落としていない張怡寧から1ゲーム奪ったのは誉めて良い。彼女はまだ16歳で経験不足は当然で、これから伸びる選手。戦型と言うかプレイスタイルは張怡寧に似ているように思う。今日の試合でその張怡寧の速いテンポについて行ったのは、反射神経の良さと並々ならぬ素質を物語る。今大会で最も伸びた選手だろう。
男子ダブルスは、岸川・水谷組が4−2でシンガポールのガオ・ニンとヤン・ツーのペアを降して準決勝に進出した。第6ゲームの8−9の場面で、水谷が打ったエッジボールをを審判が認めず、8−10とゲームポイントを握られながら逆転した。審判の誤審に動揺することなく2ポイントを連取してジュースに持ち込み、ゲームを取った精神力の強さは立派。
今大会の戦い振りを見た限りでは、近い将来中国のトップ選手を破る可能性が最も高いのは松平健太と思う。