民主党候補者の永江孝子との一幕

マンションの玄関前に居た時、民主党の愛媛一区の候補者永江孝子がやって来た。講演会の宣伝のため道後に来たらしい。私を見て「もぎたてテレビの永江です。」と挨拶して来た。俺は民主党を信用していないと言うと、今政権交代が必要だとお決まりの台詞。政権交代が必要なのは同感だが、受け皿が無いじゃないかと言うと、民主党が一番近いと言う。その民主党は問題が多過ぎる。小沢は田中角栄−金丸の金権政治ラインの後継者であり、古い自民党の体質を受け継ぐ人間で、自分の不動産問題を未だにすっきりさせていない。菅直人は江田らとともに拉致実行犯辛光洙の釈放要望書に署名した人物。鳩山は在日外国人に参政権を与えると言い、岡田は間違った歴史認識の持ち主。こんな民主党が政権を取ったら日本は目茶苦茶になる。更に党内には右から左まで抱え、一本化できる筈がない。党が抱える問題を解決し、中をすっきりさせるのが先決だと指摘した。ところがそれには一切答えず、貴方は自民党かと聞くので、自民党は好きじゃないが、民主党はそれ以上に嫌いだと答えると、どちらも嫌いなら白票を投じるべきだと一見尤もらし発言。民主党が政権を取ったら日本は一層悪くなると思うから、それを阻止するには自民党に入れるしかないと答える。すると今政治は腐っていると言う。腐っているのは確かで、異論はないがとまで言ったとき、顔見知りらしい人が通りがかり、割り込んで来て話は終わってしまった。
腐っているのは間違いないが、だからと言って民主党なら解決できる保証はない。むしろ日本に止めを刺す惧れが強い。政権交代が必要、今の政治は腐っているなどと馬鹿の一つ覚えのように決まり切った台詞は言うが、民主党なら解決出来ると言う根拠の提示は無い。また民主党の問題点を指摘しても、それには一切答えない。小沢一郎自民党時代から嫌いな政治家。彼や金丸が自民党の要職にあった頃、自民党に入れる気にならなかった。自民党に入れたのは最近の数回だけ。古い自民党の体質を受け継ぐ小沢が牛耳る民主党ではとても支持する気にはならないし、その小沢に口説かれ共鳴する人間には、不信感が先に立つ。今日はその印象が間違っていなかったことを確信でき、また物事の上っ面を撫でるだけの観念論に終止する民主党の空虚な体質を垣間見ることが出来た気がする。