ヤンキース優勝し松井秀喜MVPに輝く

松井秀喜がやって呉れた。第一打席が2点ホームラン。第二打席がセンター前の2点タイムリー。第三打席が右中間フェンスに当たる2点二塁打。一試合6打点はワールドシリーズのタイ記録。松井の活躍でヤンキースは7−1でフィリーズを降して優勝。松井がMVPに選ばれた。試合の途中から松井が打席に立つと、スタンドからMVPコールが起こっていた。誰もが認める文句無しのMVPだ。
この試合、松井の最初の打席から、打席でゆったりと構えた姿が何とも素晴らしく、打つことを予感させた。今年最高の状態だったと思う。近い球にもぴくりともせず、外角に決まっても動じない。これは球が良く見えているなと感じていたが、案の定3打席連続ヒットで、6打点。こんな状態のバッターにぶつかったピッチャーはご不幸と言うしかない。第四打席はそれまでのゆったりとした、磐石の構えが消えていて三振。何かを意識したのかも知れない。
ヤンキース4勝のうち3勝は松井のバットで決めた。勝ち越し、駄目押し、先制・中押し・駄目押しと手の付けられない猛打。素晴らしかった。おめでとう。拍手。