地球温暖化めぐる歪曲と暗闘報道

大気中の二酸化炭素の増加が地球温暖化の主原因とする説には、始めから疑問を感じていた。何故なら三内丸山遺跡が栄えていた縄文期は気温が高く、海面も今より随分高かったと言うが、その時代に二酸化炭素の排出量は現在とは比較にならない少なさだったことは、論じるまでもないことである。二酸化炭素温室効果があることは判る。だが地球温暖化は地球規模、或いは太陽系の変動に起因するのではないと、納得できないと考えていた。
地球温暖化を食い止めるためのCOP15が12月7日から始まるが、それを前にしてとんでもないニュースが飛び出した(ココ)。その書き出し部分を一部引用する。

英国のイーストアングリア大学にある「気候研究所」(CRU)のサーバーがハッキングされ、1000通以上の電子メールや、プログラムのスクリプトなど電子文書類が、何者かによってネット上に公開された。その公開されたメールやデータを分析することにより、CRUなどの研究者たちが、温暖化人為説を根拠づけるため、さまざまな歪曲や論敵つぶしを展開してきたことが明らかになりつつある。

ここで報じられたことが真実かどうかは知らない。だがこんな疑惑があってはCOP15でまともな議論は望めないのではないか。どうなるのか注目したい。
二酸化炭素が温暖化の主原因であろうと無かろうと、脱石油は進めるべきである。自動車の排気ガスの害は煙草の煙の比では無い。飛行機の中から東京地区や関西地区の空気の色を見た時はぞっとした。また、中国からやって来る汚染された空気は、酸性雨光化学スモッグを齎す。その解決は脱石油しかない。温暖化防止から観点を変えて脱石油に取り組むべきだと信じる。