朝青龍の現役引退に思うこと

朝青龍が現役を引退。自分の判断か誰かに勧告されたのか知らないが、それしか無いだろう。
横綱とは本来は地位でなく、称号である。関取の最高の地位は大関で、横綱とは大関の中で力量や品格の特に優れた者に許される称号である。その意味から言うなら朝青龍横綱の称号を許したのが早すぎた。
近年品格不要論をしばしば見受けられるが、それなら制度をはっきりと変えるべきだろう。例えばテニスなどで行われている大会ごとに優勝者を決め、これとは別にランキングを付けるのも一つの方法であろう。制度を変える場合、報酬をどうするか、部屋制度を変えるのか、などが大きな問題となろう。
伝統スポーツであっても時代の変化に対応した改革は当然必要であり、時間を掛けて論じて行かなければならない。貴乃花親方は改革を目指しているが、ここまで意識して進めて欲しいと思う。