鶴岡八幡宮の大銀杏倒れる

鶴岡八幡宮のシンボルだった樹齢千年の大銀杏が、今日3月10日朝、強風で倒れた。本宮に登る石段の左側に聳えるように立っていた、威風堂々とした姿は今も目に焼きついている。立っていた場所が斜面だったのが拙かったらしい。雨が続いて地盤が弱くなっていたところに強風が吹き、雪混じりで風の強さ以上の力が加わった由。倒れた跡の写真を見ると、中が空洞化している。樹自身も弱っていたのだろう。残念。
頼朝が八幡宮を造営した時に既に200年、頼朝はこの樹を活かす配置を考えたのだろうか。実朝を暗殺した公暁はここに隠れて待ち受けたと伝えられている。巨樹リストにも載っており、数々の歴史上の出来事を見て来た証人が消えたのは、本当に惜しまれる。
【参考サイト】
・実朝暗殺を目撃?鶴岡八幡宮イチョウ倒れる
  http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100310-OYT1T00422.htm?from=navlp
鶴岡八幡宮:大銀杏倒れる…樹齢千年、実朝暗殺の舞台
  http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20100310k0000e040045000c.html
・ Area  鶴岡八幡宮・大銀杏
  http://www.j-area2.com/japan/kanto/kngw/kamakura/ooichou.html
鎌倉市鶴岡八幡宮の大銀杏」 (2001.05.19)
  http://www.geocities.jp/y_tadashi_jp/turuokahachiman/turuokahachiman.ht
その他多数。