党議拘束をやめるべし

衆議院の多数派は与党、参議院は野党と捩れ現象を起こしている。そのため菅内閣は国会運営が出来るかと不安視されている。
捩れ現象はアメリカではしょっちゅう起きているし、今後はごく普通のことと覚悟せねばなるまい。そのような状態で必要な政策を実行し、国を運営して行くには、議員の投票は自由、即ちどの党も党議拘束は掛けないこととするしかない。一つの法案に与党から反対票が出る反面、野党からも賛成票が投じられると言うやり方である。そのためには国会において議員同士が丁々発止の議論を闘わさなければならぬ。議員は質問するだけ、政府はそれに答弁するだけで討論は無しという今の国会のあり方はおかしい。この件を誰も取り上げないのは不思議である。