米紙が「船長釈放は屈辱的退却」と酷評

ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は24日、沖縄・尖閣諸島沖の日本領海内での中国漁船衝突事件で、日本政府が逮捕した中国人船長を釈放したことについて、日本の「屈辱的退却」と伝えたと言う(ココ)。そりゃそうだろう。船長を釈放することで何を勝ちち取ったのか、何もない。誰が見ても日本の完敗で、屈辱的退却と言われても仕方ない。その上更なる譲歩を重ねる破目に陥る惧れすらある。こんなことをしていては、アジアにおいては中国の一人勝ちとなり、他の国々は朝貢外交を強いられる。そんな事態にならぬよう、アジアにおいてまともな国際関係を築くのは我が国の責務であろう。政府も国会議員も官僚も、更には経済人も、皆が褌を締め直し、毅然たる態度で立ち向かって欲しい。