劉暁波氏のノーベル平和賞受賞について

中国外務省は中国の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞受賞決定に国際的な支持が強いことに対し「中国の司法制度を尊重せず、中国の政治制度を変えようとするのは大きな間違いだ」と反論し、真っ向から対決する姿勢を崩さず(ココ)、本件に関しては中国は国際的に孤立しているかに見える。
ところが中宮崇氏は日記「週刊言志人」に、「平和賞、受賞に日本は浮かれすぎ」と題して、今回の受賞はおそらく、欧米と支那との間の戦略的互恵関係、相互にとって利益の有る裏取引の産物なんだと思っていると、非常に穿った見解を述べている。詳細は「2010/10/09 (土) 昨日の日記 平和賞、受賞に日本は浮かれすぎ」を見て貰うとして、この見解は物事の表層を見るだけでなく、裏の裏まで読み取る力が必要なことを教えている。勿論中宮氏の見解が当たっているかどうかは判らないが、検証に値することは間違いないだろう。