大村智博士がウイリアム・キャンベル博士とノーベル生理学・医学賞を受賞
大村博士、おめでとう御座います。非常に多才な方、面白い方で嬉しくなる。大村さんが見つけたイベルメクチンは、毎年2〜3億の人が救われているそうだ。大村博士の業績は多岐にわたるそうで、読んでも到底理解できず、凄いとしか言いようが無い。
中国人で事実上初の受賞者となった屠ユウユウ(口偏に幼)さんは、マラリアの死亡率を大きく引き下げた薬「アルテミシニン」を発見した業績が評価されて、ノーベル医学・生理学賞を受賞。屠さんは文化大革命の最中に、古来より伝わる中国全土の漢方薬を試し、1600年前の文献からマラリアに効果がある調合法を見つけ出したそうだ。そのような業績を上げた屠さんは、博士号や欧米への留学経験がないうえ、中国の科学技術分野で最高の研究機関とされる「中国科学院」の「院士」と呼ばれるアカデミー会員でもないことから一時期は、3つの肩書きなどがない科学者、「三無科学者」とも呼ばれ、国内では十分に評価されていなかったと言う。そのような人が世界の最高賞を授与されたことで、中国内での見方、評価システムが大きく変わるだろう。おめでとう御座いますと申し上げる。