尖閣ビデオを公開しないと密約した仙谷は亡国の徒

流出した尖閣映像は海保大サーバーの共有フォルダに入って居て、5管など各地からアクセスした形跡が残っていると言う(ココ)。これは誰でもアクセス出来たことを意味し、もとは秘密扱いでなかったことを示す。
そのようなものを中国人船長を釈放したとき急に秘密だと言い出しても、既に多くの人が見た後で秘密指定は意味が無い。こんな状態で尖閣映像を流出させた海上保安官を、秘密漏洩容疑で起訴できるとは思えない。
それよりも細野豪志前幹事長代理が訪中した時、中国側は「衝突事件のビデオ映像を公開しない」「仲井真弘多沖縄県)知事の尖閣諸島視察を中止してもらいたい」と二つを要求し、仙谷官房長官は要求に応じると中国側に伝えたと言う(ココ)。仙谷長官は尖閣映像流出を受けて記者会見で、「大阪地検特捜部の事件に匹敵する由々しい事案だ。犯罪がもし発生しているとすれば、刑罰も含めて、行政罰もしかるべく行為の質と量に応じて行わなければならない。徹底した捜査に基づいて処分を行う必要があれば行う」と威丈高に述べたのも、ビデオ非公開の密約を破られて自分の立場が無くなったからなのか。
民主党の躍進振りにかってのナチスの亡霊を見る思いがしていたが、自分の意思に従わぬものを徹底的に押さえ込もうとするやり口は、恐怖政治、独裁政治を思わせる。民主党の名が泣くというものだ。
保安官の追求でなく、中国と密約を交わしたり、亡国行為を行った菅首相、仙谷長官、馬渕国交省は国民に謝罪し、即刻辞任すべきである。