久し振りに湯築の丘に登る

今日は本当に久し振りに随分歩いた。伊予銀向いの入り口から入り、まず内堀の睡蓮を見る。元々は三色有ったのに、去年は一色消えてしまった。無くなったのは確か白色だったと思うが、その消えた色を補充した筈なのに、今咲いているのは黄色ばかり。赤(というか赤紫と言うべきか)が三本だけ有り、白色は見当たらない。黄色が強いのだろうか。
睡蓮を見た後、丘の栴檀の本数を再確認しながら、復元区を廻る。栴檀は前回見落としたものを見つけ、丘に10本有ったので、全体で18本となる。ただ、花が終わり掛けているので、間違いがあるかも知れない。
復元区を抜け、グランドを半周し、グランドの子規博寄りの登り口から中段に登る。脚の具合が悪い間は全然登れなかったので、中段は本当に久し振りだ。本壇は次の機会に登ることにして今日は無茶しないで置く。
湯釜薬師から来る道まで降りたら、高齢の男性と中年の女性の二人連れから地元の方かと尋ねられた。そうだと答えると、子規博の裏から何の気無しに入って来たのだが、ここは城跡かと言う。室町時代から戦国の末まで伊豫の守護河野氏の居城だった湯築城跡だと答えると、やっぱりそうだったのか、街中にこんな素敵な所が有るなんて素晴らしいと絶賛し、いつもここを散歩するのかと尋ねる。ここが気持ち良く大好きなので、しょっちゅう散歩すると答えると、緑が綺麗だし気持ち良く、近くの人が羨ましいと言われた。
丁度傍に案内板があったので、それを見ながら湯築城が中世の名城と言われる所以を簡単に説明したら、今日は時間が無いので、また来ると名残惜しそうに仰る。是非またお出で下さいとお誘いして判れた。ファンがまた増えた。