伊方原発3号機の再開見送り

菅首相が唐突にストレステストなどと言い出したため、四国電力は今月10日に予定していた伊方原発の運転再開を見送ると発表していた(ココ)。
そこへ持って来て、咲10日大地震伊方原発に与える影響を考える講演会「伊方原発地震」が松山市内であり、高知大理学部の岡村真教授(地震地質学)が伊方原発沖の中央構造線によって引き起こされる地震について「四国電力の想定は過小評価」と指摘した(ココ)。
この件はここで何度も主張したことだが、岡村教授その他の方々の再三の指摘を無視する四国電力の無神経さ、馬鹿さ加減は全く理解できない。揺れの強さを570ガルと極めて小さく見積もっているのだが、揺れをこんなに弱く見積もるのは、中央構造線など存在しないと考えているとしか思えない。
更に同教授は、伊方原発周辺の地盤は片岩で、一定方向の力に対しては非常に弱いことを指摘した。
四国電力はこれらの指摘に対し、明確な見解を述べなければならないし。愛媛県伊方町も、安全性について四国電力を厳しく追及せねばならない。