EM菌

久し振りに「EM菌」と言う文字を目にした。「EM菌で被災地浄化 ヘドロ減少 悪臭も除去」と言う報道だ。宮城県栗原市築館で培養した水質浄化作用があるEM菌(有用微生物群)が、東日本大震災の被災地で活躍している。津波をかぶった水田や住宅地、河川敷にまき、悪臭除去やヘドロの浄化を図る。関係者らは無償散布で震災復興に貢献しようと、被災地を飛び回っている由。
EM菌については賛否両論で、有効いやニセ科学と素人には判断できかねる状況だった。この点について大阪大学菊池誠教授は面白い見解を述べていらっしゃる。即ち、『土壌微生物の利用による土壌改良や微生物を使ったゴミ処理・水処理などは、重要な研究課題であり、考え方自体は決しておかしくない。少なくとも、最初はニセ科学と無関係だったと思われるなんらかの有用な(?)発見をした研究者が、それに「万能性の夢」を見てしまい、ニセ科学の道へ進んでいる(進んでしまった)という解釈が妥当なところか。』成る程。(参照サイト:[「科学とニセ科学」レジュメ(ver.2)