揺れに比べて津浪の規模が大きい津浪地震

色々と驚かされることが多い。今朝の新聞に今まで聴いたことが無い津浪地震なるものの存在が載っていた。
関ヶ原の戦いから5年後の慶長9(1605)年に、駿河湾から九州の太平洋側の広い地域に突然大津波が押し寄せたらしい。揺れに比べて津浪の規模が大きい「津浪地震」だったそうだ。「俄かに大波が来て舟が山に打ち上げられた」などと記録はあるが、揺れが小さいため古地震調査の決め手となる液状化などの跡が殆んどなく、震源域は不明で、2002年に静岡県湖西市でこの時のものと見られる津浪堆積層が漸く見付かったと言う。
こんな地震があるのでは、揺れが大したことはなくても安心出来ない。津浪地震を検知することは出来るのだろうか。厄介な地震があるものだ。