スーパーコンピュータ「京」を知る集い

子規博で行われた『スーパーコンピュータ「京」を知る集い in松山』に参加して来た。スパコン「京」の心臓部は半導体製品であるが、日本最初の半導体工場の建設に参画し、我が国の半導体産業の立ち上げに従事した身にとって、本当に隔世の感がある。それも一世代でなく何世代も隔てた、まるで別次元のシステムの感がする。初めてICの構想を聞いた時、理屈では考えられても、それが実現できるとは想像も出来なかったのに、今は桁違いのシステムが製造されている。全く凄い進歩である。
初期の半導体バイスはミクロンのオーダーを制御していた。それが昭和50年代には何原子層積むかという話が飛び交うようになっていた。寸法一つとってもこの変化。「京」に使われている半導体バイスがどんなものか、もう想像も出来ない。一度詳しく聞いてみたいものだ。