対把瑠都戦での稀勢の里の敗因

稀勢の里把瑠都を土俵際まで一気に押したてながら、押し出せずに逆転負けを喫した。舞の海は「左脇が甘かったので撥ね上げられて残されてしまった。もし左脇が締まっていたら撥ね上げられることもなく、押し出せただろう。」と評していた。稀勢の里の左腕の様子はテレビでは画面の向こう側なので見えなかったが、舞の海の言う通りだったのなら、稀勢の里は負けた四番総て脇の甘さが敗因であり、本当に致命的な欠陥である。
だが逆に考えるなら、これさえ克服していれば全勝も夢ではなかったことになる。稀勢の里が大成するか否かはこの一点に懸かっていると言えよう。精進して貰いたい。