フェデラーの見事な勝利

昨夜、それも深夜、ウィンブルドンの準決勝、フェデラージョコビッチの試合を最後まで観てしまった。立ち上がり、フェデラーのサーブが冴え、ジョコビッチの僅かな乱れを衝いてブレイクに成功し、第一セットを取る。だがジョコビッチのグランド・ストロークは速くて深く、フェデラーを圧倒しており、フェデラーは長いラリーに持ち込まれると劣勢に立たされ、しかもレシーブが思うように行かず、第二セットを取られた。この調子ではジョコビッチが優勢と思われたが、流石フェデラー、試合の中で自分のプレイを修正し、レシーブに成功する率を飛躍的に高め、ストローク合戦になっても五分に対抗出来るように立て直してしまった。流石フェデラーと言うほか無い。こうなるとサーブの正確さを武器に自分のサービスゲームは全部確保し、ジョコビッチの僅かな隙に突け込んで、第三、第四セットをものにし、三年振りの決勝進出を果たした。勝敗の鍵は経験の差だろうか。もし今年優勝すると、ウィンブルドン優勝回数7となり、サンプラスに並ぶ。頑張れ。