永井の俊足が勝利を齎す

対モロッコ戦の試合終了まで後数分と言う時、ハーフライン付近から清武が相手陣内にロングパスを蹴り込む。そのボールを必死に追いかけるモロッコDFを追い抜き、落ちて来たボールを右脚で蹴り上げる。ボールは飛び出してきたキーパーの頭の上を越し、無人のゴールへ吸い込まれる。まさに永井の俊足が生み出したゴール。この一連のプレイに参加したのは、清武と永井と、モロッコのDFとGKの4人だけ。残る18人は蚊帳の外。
この得点は清武と永井の連携プレイが齎したものだが、日頃から練習していたのだろうか。永井のあの俊足があって始めて可能となるプレイ。サッカーの新たな姿を示した歴史に残るプレイではなかろうか。昨夜と言うか今朝は最後まで観た甲斐があったと言うもの。
永井一人居るだけでこんなプレイが起きる。永井同様50mを5秒台で走る宮市を加え、更に香川・長友と揃えたらどんなプレイが生まれるだろうか。永井一人でもマークし切れないのに、4人も5人も揃ったらマーク不能だろう。そんなチームに対抗するには、俊足選手を揃えるしかない。
そんな俊足揃いのチームを想像するだけでわくわくする。