NPBの厚顔無恥なご都合主義

NPBはWBCに参加を決め、山本浩二を監督とした。そして代表に相応しい選手の一人としてレッドソックス田澤純一を挙げているという(ココ)。
これを読んで驚き呆れ、怒りを覚えた。彼がプロ入りに際し、直接MLBを目指したとき、NPBは日本のプロ野球を経ずに外国のプロ球団と契約したアマチュア選手に対し、日本へ帰ってきた場合、高校生は帰国から3年間、大学・社会人は2年間、ドラフト指名を凍結するという懲罰的な規約を設けた(ココ)。
この規約に基づけば田澤はMLBの選手であってもNPBの選手ではない。今年田澤がMLBで素晴らしい実績を挙げているので、WBCの日本チームの一員としたがっている。これをご都合主義と言わずに何と言う。田澤を呼びたいなら、そのような恥知らずの色目を使う前に、懲罰的規約を廃止すべきである。NPBの猛省を促したい。