平仮名が書かれた9世紀後半の墨書土器発見さる

京都市中京区の平安京跡にある平安貴族の邸宅跡で見つかった9世紀後半の土器片から、多数の平仮名を記した墨書が見つかったと、京都市埋蔵文化財研究所が28日、発表した(ココ)。これまで最古とされていた同時期の平仮名よりも現在の形に近く、10世紀前半とされていた平仮名の成立が半世紀ほど遡ることを示す一級の発見と言う。
書かれていた文字は一部を除いて殆んど解読できなかったそうだが、この事実は、平仮名が漢字の草書体から作られ、変遷を重ねて現在の形に落ち着いた歴史を偲ばせる。
一方片仮名はどのようにして出来上がったのだろうか。片仮名は古代ヘブライ文字とそっくりだと言う事実を本で見たことがある。一般には片仮名も漢字から作られたと言われているが、ヘブライ文字とあまりにも似ているのも気に掛かる。その本を見たのは随分昔なので、どこに行ったか判らない。出来たら見つけたいものだ。
【参照記事】
平仮名:9世紀、最古級 平安京跡土器、大量に筆跡−−京都
平仮名:古代の仮名、何語る 呪術?遊び?解読悩む専門家 和歌、見当たらず
平仮名:9世紀後半の土器から発見 最古のものか