湯築城の桜満開だが、寿命が尽き掛けた木の更新に際し発掘調査を

湯築城道後公園)の桜はほぼ満開となった。今年は近年のうちでは花の勢いが一番良いように思う。だが木の寿命が尽きようとしているのは歴然としている。染井吉野は寿命が短いのが欠点。早晩植え替えが必要なのは明らかだが、次も染井吉野にするか、他の品種にするか、一考を要する。
もう一つ。湯築城跡は国の史跡に指定されているので、植え替えには文化庁の許可が要る。そこで植え替える際に、発掘調査をすることにしてはどうか。湯築城跡の発掘調査は旧動物園区だけしか出来ていない。全体の三分の一に過ぎない。しかもそこは居住区で城の本体は未調査である。発掘調査を少しずつでも進めるために、調査と桜の植え替えを並行して行うようにしてはどうか。植え替える場所を調査し、調査が済んだら遺構を保護した上で新しい木を植えるのである。文化財保護課は真剣に検討すべし。県知事は検討するよう指示すべきである。愛媛の誇る文化財の整備・活用を真剣に考えて欲しい。