喜ぶべきか悲しむべきか

昨日見付けた「杵つき金ごま」の看板は「ごま福堂」と書いてあるのに、表の柱についている表札(?)には「寺子屋」とある。これが腑に落ちなくて調べた結果、「株式会社寺子屋」は「観光地を中心に土産物の販売を通じて日本古来の伝統文化を継承する会社」で、「ごま福堂」は「杵つき金ごま」を扱う直営店で、全国に5店舗あることが判った。
道後商店街に「もち焼きせんべい」や「ぬれおかき」を販売している店があり、ここは「ごま福堂」と雰囲気が似ていると思ったら、それもその筈で、ここも「株式会社寺子屋」傘下の店だった。道後商店街にはそのほかに傘下の店が3つあり、全部で5店舗となる。皆近年出来た店で、旧来の土産物屋とは違う雰囲気を持っていて、道後商店街も変って来たなと好感を抱かせるものがあった。
今日それらの店が総て「株式会社寺子屋」傘下の直営店と判り、少々がっかりした。最近の商店街の改革は皆他所から来た店が惹き起こしたもので、地元の店が招いたものではなかったと判ったからである。どうも愛媛或いは道後は、他所から来て改革しないといつまで経っても変らないらしい。湯築城の保存運動もそうだった。この運動を立ち上げたのは他所から来た人達だった。某銀行の支店長も怒っていたことがある。道後商店街も漸く変り始めたと喜ばしく思っていたが、正直言ってまた幻滅させられた。