太陽神信仰と鏡

神武天皇を第一代とする大和国は太陽神を崇める部族の国。その部族を太陽族と呼んでおく。その太陽族のシンボルは鏡であり、伊勢神宮のご神体として祀られている。この太陽信仰と鏡がどう結びつくのか、今一つ判らなかったが、三角縁神獣鏡が魔鏡だったことが明らかになったと聞き、成る程と合点が行った。
伊勢神宮のご神体は見ることが出来ないので、それがどのようなものであるかは判らない。だが、もしそれが魔鏡であるなら、その鏡は単に人の姿を写すためだけのものではなく、太陽光を反射・投影して或る紋様を映し出すたものものだったと推測する。そうであるなら太陽信仰と鏡が結びつき、鏡が太陽族のシンボルであり、伊勢神宮のご神体となるのも頷けよう。