地形に関心を向けて欲しい

『日本史の謎は「地形」で解ける』(竹村公太郎著)が面白い。歴史に「地形」が大きく関わっているという視点は当を得ており、全面的に賛成だ。だが歴史の解明に地形を見ようとしない人が多いのは不思議である。河野氏の居城であった湯築城は不思議な形状をしており、形状について諸説が入り乱れていて、未解明である。これも地形に目を向ければ容易に理解出来る。それこそ目から鱗であり、『湯築城の謎は「地形」で解ける』のである。何故地形に目を向けないのか、地形との関係を見ようとしないのか、本当に不思議でならない。