福井地裁、大飯原発の再稼働を認めず
福井地裁(樋口英明裁判長)は21日、現在定期検査中の2基の再稼働を認めない判決を言い渡した(ココ)。TVh報道によると、関西電力は大飯原発は基準地震動の1.8倍の1260ガルにも耐えるとしているが、判決ではこの値を超える地震が10年たらずの間で5つもあり、想定が甘すぎると指摘している。全くその通りだが、四国電力はもっと甘く、伊方原発の基準地震動を620ガルと想定している。東北で起きた地震では4000ガルを記録していると聞く。電力会社は何故実際に記録された値を無視し、遥かに低い値を想定するのか。全く理解できない。関電は福井地裁の判決を不服として控訴するらしいが、基準地震動に関する福井地裁の指摘をどう思うのか、明確に答えて欲しい。