木曽の御嶽山噴火

木曽の御嶽山が水蒸気噴火、多数の死傷者が出た。この山は以前は死火山と言われていたが、昭和54年に水蒸気爆発を起こし、火山の定義を見直す切っ掛けとなった。この噴火以後、死火山や休火山と言う言葉は使われなくなった。
この山は死火山と教わっていたので、昭和54年の水蒸気爆発の報道を聞いた時は驚いた。考えて見れば。静かだった期間が1000年や2000年続いたとしても、そんなのは地球の歴史から見ればほんの一瞬に過ぎない。と言う理由から死火山や休火山の定義は意味が無いとされたのだろう。
それにしても噴火の予知は難しいらしい。今回の噴火は正確な予知が困難なことを証明したようなものだ。そうであるからには、少しでも異常が認められた時は入山を止めるべきだろう。木曽の御嶽山は火山の定義を変えただけでなく、入山禁止措置の判断を変える切っ掛けも作ったようだ。今回の大勢の犠牲を出した反省から、教訓を掴み取って貰いたいものである。大勢の方のご冥福を祈る。