青色LEDの開発で赤崎・天野・中村さんがノーベル賞受賞

赤崎さん、おめでとう御座います。天野さん、中村さん、おめでとうございます。4年前の予感が当たった(ココ)。
青色LEDを開発した赤崎・天野・中村さんの3人の物理学者がノーベル物理学賞を受賞した(ココ)。記事の全文を引用する。

ストックホルム共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、省エネで長寿命の次世代照明に使われる青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇・名城大終身教授(85)、天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)の3人に授与すると発表した。
日本人のノーベル賞受賞は、12年の医学生理学賞の山中伸弥京都大教授(52)から2年ぶりの快挙で20、21、22人目となる。物理学賞は10人となり、日本の物理学の高い実力を示した。

3人の中の赤崎さんは、先にノーベル賞を受賞した江崎玲於奈さんと同じ会社の同じ部の所属だった。勤務地は神戸と明石と違ったが、お二人を指導した部長は故有住博士。この方は偉い方だった。有住博士は日本の半導体の生みの親で、アメリカで生まれた半導体バイスのいち早く採り上げ、博士の下で江崎さんらが研究に着手した。後にノーベル賞の対象となった江崎ダイオードは有住博士の指示に基づく研究の成果と聞いている。赤崎さんの青色LEDは、有住博士の時代にはまだ存在していないが、これも窒化ガリウムと言う半導体材料を使う半導体バイスであり、有住博士が先鞭を付けた半導体産業の先端を行く製品である。配下からノーベル賞受賞者を二人も生み出した指導者は滅多に居ないだろう。有住博士も喜んでいらっしゃると思う。博士のご冥福を祈る。
先ほどのNHKのニュースで赤崎さんが、京大卒業後、松下電器の研究室を経て名古屋大学に移り、・・と報じていたが、これは大間違い。松下電器でなく、神戸工業だ。その後某研究所(名前は知らない)を経て名古屋大学助教授、松下電器の研究所、名古屋大学教授を歴任。定年退官後名城大学教授に就任し、今は同大学の終身名誉教授。この中で名古屋大学助教授と松下電器研究所については、どちらが先か後か記憶が不明瞭で、ひょっとしたら順序が逆かも知れない。
(今日はここまで)