無暗に片仮名言葉を使うのを止めて欲しい

先ほどTVでスケート大会を放映していた。レースを終わった後のインタビューで負けた選手が、次回にはリベンジしますと答えていた。この選手は雪辱の意味でリベンジと言う言葉を使ったのだろうが、リベンジとは復讐、報復、敵討ちと言う意味だ。外国人はリベンジと聞くと決闘するのかとびっくりすると聞く。意味を知らずに片仮名言葉を使うからこんな飛んでもないことになってしまう。
リストラも同じ。これはリストラクチャーの略で本来の意味は再構築であり、人員整理を意味する言葉ではない。企業を再構築するに際しては人員整理を伴うことが多いが、だからと言ってリストラを首切りの意味に使うのは大間違いだ。現に「人員整理無しでリストラに成功」と言う記事を見たことがある。リストラが人員整理や首切りだとしたら、この文は意味不明となる。
片仮名言葉を出来るだけ使わないようにすること、きちんとした日本語を使うよう心掛けること、これを肝に銘じることが肝要だと思う。