VWの行為に関する報道で気になる間違い

VWがやったことは弁解の余地はないが、その報道で気になる点がある。不正ソフトを搭載したと報じているのを多く見るが、これは誤りだ。ソフトそのものは不正を目的としたものではなく、色々と検討するために造られたものだと聞く。だから不正ソフトを搭載したのではなく、ソフトを不正に使用して排ガス検査をパスしようとしたと報じるのが正しい。
あのソフトを造ったのはボッシュ社で、同社は2007年にそのソフトを実車に搭載したら、それは違法行為になるとVW社に注意していたそうだ。
にも拘わらずVW社はそのソフトを排ガス検査をすり抜けるのに使ったのだから、酷い悪質な行為である。
第二次大戦の前から世界最高の技術を誇り、真面目さを謳われていた誇り高きドイツメーカーがこのようなことをするとは、未だに信じられない気持ちだ。