アメリカが中国の中華思想にやっと気付き始めたか?

米国は、中国を支援し続けていけば、中国が民主的で平和な国家になり、地域や世界を支配しようなどと考えないだろうと想定していたが、それは完全な誤りであったと気が付いたようだ(ココココ)。遅い。中国の行動は華夷秩序の構築を目指す中華思想を知らなければ到底理解できない。中華思想などと言うものは、アメリカ人には想像も出来ないのも無理はないが、漸くこれに気が付いたのは良かった。しかし、その理解が全体に広まるにはまだまだ時間が掛るだろう。
随分前のことだが、中国の投稿サイトに「日本はどうすれば我が国に従うようになるのか。」と言う投稿があったとの記事を読んだことが有る。この投稿を読んだ時、他国は中国に従うのが当然と言う考えが広く中国人に染みついているのだと感じた。去年だったか、中国の外交官が韓国で、朝貢国に戻らないかと韓国側に言ったとの報道があった。これが真実かどうかは分からない。しかし中国なら韓国に言いかねないと感じさせるし、中国の本音は日本にも平伏しろと言いたいのだろう。だが我が国は大昔に既に「日出ずる国の天子、日没する国の天子に申す。」と宣したことが史書に残っている。決して中国の言いなりにはならないことをしっかりと認識すべきである。
アメリカも中国の本質に関する理解を深めて欲しい。