フェデラーが復活どころかまた進歩

フェデラージョコビッチに完勝した。この試合を観るまでは、フェデラーはもう最盛期を過ぎ、当分の間ジョコビッチの天下と思っていた。ところが今日のフェデラーは復活どころか、以前より進歩したように感じた。フェデラーはデビューした頃、レシーブの時、相手選手がサーブを打つ前に位置を変えて球を待ち構えていたが、不思議に構えている所にサービスが来た。相手が打つ前にどうしてサービスのコースが判るのか不思議でならなかった。
ジョコビッチが台頭して来た頃になると、相手が打つ前に位置を変えるフェデラーの動作は余り観れなくなり、フェデラーの予測能力が衰えたのかと思っていた。所が今日観た試合では昔のように構える位置を事前に変える動きが復活していた。しかも相手のファースト・サーブを以前はブロックしていたのが、今日は打ち返していた。前より一段と進歩していることを意味する。これには本当に驚いた。そのせいかこの試合はジョコビッチの完敗で、フェデラーの凄さを見せつけた試合だった。この分では二人の競り合いが暫くの間観れそうだ。