福原愛敗れる

福原愛が李暁霞に完敗した。この試合は見損なったが、4ゲームで9ポイントしか取れなかったらしい。福原はその前の試合までは素晴らしい集中力を見せていたが、その集中が途切れたのか、李暁霞とは卓球のレベルが違うのか、或いは李暁霞の卓球は質・次元が違うのか、兎に角手も足も出なかったと言うほかは無い。
我々運動の素人レベルの者でも、ボールが凄く大きく見えたり、
目の前に止まって見えたり、ボールの軌跡が線となって目に残ったり、ボールの動きが凄く遅く見えたりすることがある。これは何かの拍子で極度に集中した時に起きる現象であるが、福原愛は準々決勝までは試合中、ずっとこのような状態にあったのではなかろうか。いつ、いかなる時でもこのような集中した状態を保てるようになれば、その人は達人の域に達した人である。李暁霞ら中国選手に勝つには、このような達人の域に達しなければ難しいのかも知れない。福原愛の試合結果から見ると、このように思えるのだが、どうだろうか。