加計学園問題とは獣医学部定員問題

加計学園問題は今国会で決着が付かず、積み残しになる気配のようだ。かって県知事としてこの問題に携わって来た前愛媛県知事の加戸守行氏が前川氏や民進党を批判している(ココ)。
獣医学部の定員は神奈川県以東が8割、それ以西は2割と著しく偏っていて、鳥インフルエンザ口蹄疫が起きたときに獣医師が足りず、愛媛では補充も出来ず、非常に困ったそうだ。獣医学部設置についてかっての自民党政権下では「対応不可」とされてきたが、鳩山由紀夫内閣時代の平成21年の提案で「速やかに検討」へと方針が転換され、民主党政権があと2年続いていたら実現していたと加戸氏は語っている。今は民主党が折角文科省の岩盤規制を打ち破り、うまくやりかけたのを民進党が潰しにかかっている。安倍首相は胸を張って進めて貰いたいと語ったそうだ。そして岩盤規制を取っ払って、定員規制を外すことは行政をゆがめたことにはならないと主張している。なお、総理の意向云々の件については、大臣の意向とか総理の意向というはったりをかますことはよくやることで、虎の威を借りないと役人は動かないからだと述べている。
加計学園問題でごちゃごちゃ言っている連中は、加計学園獣医学部設置の推進者であった加戸元知事の指摘に注目すべし。
【追記】加戸前知事の発言記事がもう一つ存在した。参考までに記す。
加戸守行前愛媛県知事「虎の威を借りないと役人は動かない」「国会は何を議論しているんだ、このバカ野郎と…」