薄墨桜を観に西法寺へ

今年は桜の開花が異常に早く、西法寺の淡墨桜は殆んど散ってしまっていると思ったが、樹の状態が気になって様子を見に行って来た。見て廻っていたらご住職が出て来て下さり、色々とお話を伺うことが出来た。淡墨桜の三代目は昨年殆ど花を付けず、回復の見込みが無いので廃棄し、予備の木を移したとのこと。その際、土をトラック何台分も入れ換えた由。世界中でここにしか無い固有種で、天然記念物になっているので、維持も大変で、そのご苦労が察せられる。
今年は植え替えたばかりのためか花が小さかったが、来年以降はまた綺麗な花を見せて呉れるだろう。大島桜が白い筈なのにピンク色になっていたので驚いた。散る間際に色が付くのだそうだ。散る間際に色が変わる桜がほかにも有る。根尾谷の淡墨桜じゃなかったかと思うが、薄墨色になると聞く。西法寺の四代目薄墨桜の長寿を祈りたい。