人の命より女人禁制を守ることが大事なのか

またまた相撲協会のどうにもならない体質が露呈した。舞鶴市長が土俵上で挨拶の途中で倒れ、それを観た観客の女性が二人土俵に駆け上がり、心臓マッサージなどの救急措置を行った。この女性は多分医療関係者なのだろう。彼女らの咄嗟の行動は立派で、舞鶴市相撲協会も心から感謝すべきことである。所が実際は真逆で、女性は土俵から降りるよう促すアナウンスが流れた。
土俵は女人禁制の伝統があるのは確かだ。だがその伝統を守るために人命救助を放置しても良いのか。救急措置は一刻を争う。その意味で直ぐに駆けつけ、救急措置を行った女性の行為は、医療関係者なら当然のこととは言え、称賛に値し、感謝されて当然のことである。それなのに実際には女性は降りろとのアナウンス。相撲協会の狂った体質を自ら露呈したとしか言いようが無い。相撲協会も流石に非を悟ったようで、八角理事長が女性に謝罪するそうだが、当然のこと。そしてこの際、抜本的な改革を成し遂げるべきなのだが、今の態勢、今のメンバーでは無理だろうな。