米朝会談決裂の原因は文在寅の甘っちょろい情報を金正恩が信じて方策を誤ったためではないか

　金正恩が寧辺を取引材料として経済制裁解除を求めたのは、釣り合いの取れない無謀な方策であったが、そんな素人でも分かる不当な要求をしたのか理解出来なかった。だがその後の展開を見ると、文在寅が送った独り善がりの甘い情報を金正恩が信じ、寧辺の撤去だけで見返りに経済制裁解除をかち取れると考えたのではなかろうか。

　文在寅が各国を廻り、経済制裁解除を説いても全然相手にされなかったが、文在寅は賛成を得たと勘違いしたのだろうか。信じられないことだが賛同が得られたと勘違いして、金正恩に伝え、アメリカも寧辺を撤去すれば制裁緩和を受け入れると伝えたのでは無かろうか。

　事実は全く違ったので金正恩は今になって文在寅を批判し出した。これが総てを物語っているように思う。文在寅は日米から見放され、北朝鮮からも怒られては身動き出来ない。三・一節で日本に擦り寄るかのような発言をした事は、窮地に追い込まれたことを示すものか。このままでは韓国内部が分裂し、内乱となる惧れもありそうだ。韓国には関わることなく注視しよう。