東日本大震災から10周年に当たって

 10年前の今日、東北地方は大地震と大津波に襲われた。被災した方々には何と にも角にも無くさねばならないが、廃炉すら思うように行かないのがもどかしい。こうなったのは人災であって、提案されていた幾つかの対策を施していれば、事態はここまで深刻にならずに済んだかもしれないのに、そんな事故が起きる筈は無いとの思い上がりから一切対策をしなかったため今日の深刻な事態を招いてしまった。だから人災と言わざるを得ないのである。政府の関係者も電力会社もこのことを認識しているのだろうか。

 それにしても11日とは禄でも無い日であると言わざるを得ないようだ。3.11、9.11にもう一つ、4.11。これは11年前のこの日に大動脈解離を発症し、救急車で病院に担ぎこまれた日である。以来、薬の副作用にもやられて筋肉が駄目になり、思うに任せぬ日が続いている。一時は殆んど歩くことも出来なかったので、それに比べれば随分良くなったと思うべきだろう。