米韓会談はたったの2分

 凄い! 米国と韓国の大統領は僅か2分で重要事項を片付けてしまったらしい。超能力の持ち主なのだろう。そんな凄い大統領を戴く国の国民はさぞ鼻が高かろう。

 だが、しかし。今回の会談の実態は何だったのか。通訳を入れて2分だから、実質の話合いは2人で1分、一人当たりの発言時間はたったの30秒。ふざけた会談だ。こんな結果になったのは、文在寅に対してトランプが4月11日しか空いていないと答えた意味を、文在寅が理解できずに押し掛けてしまったからである。11日には韓国にとって大事な国家行事が予定されていたのだから、文在寅はその日は具合が悪い、行けないと言うものと、トランプは予想していたのではなかろうか。これなら会談が実現しなくても、誰も傷付かずに済む。トランプは文在寅を傷付けずに会談を断ろうとしたのではなかったか。所が案に相違して文在寅は国家行事を欠席して押し掛けしてまった。今回の無様な会談は、文在寅が空気を読めなかったために招いた結果と言うべきだろう。

 これで文在寅は息の根を自ら断ってしまった。どうする、韓国さん。

東京では桜に雪

 東京では桜が咲いているのに雪が積もったとニュースで大きく報じているが、これは珍しいことではない。東京で沢山雪が降るのは、昔から3月・4月、つまり暖かくなり始めた頃である。桜田門外で井伊大老が暗殺されたのは旧暦の3月3日。今の暦では4月である。

 そもそも東京では真冬の間は余り雪は降らない。真冬の寒さはシベリアから来る寒波によるものだが、これが運んで来る日本海の湿気は山脈にぶつかって殆どを裏日本側に落としてしまい、関東平野の南端の東京までは到達しない。3月、4月になり寒波がまだ残り、そこに南から低気圧がやって来て、太平洋の湿気をたっぷりと運んで来ると、両者がぶつかって雪を降らせ、時には大雪となる。昭和44年だったと思うが、3月に2回、4月始めに1回大雪が降り、交通機関が停まってしまい、帰宅出来なくて会社に泊まったことがあった。今年も似たような状況のようだ。

がんの生存率

 国立がん研究センター2002~05年にがんと診断された人の10年後の生存率が56.3%だったそうだ。08~10年に診断された人の5年後の生存率は67.9%。一昔前と較べると隔世の感がある。医学の進歩は素晴らしい。関係者の努力の賜物で、感謝の他はない。だががんの発生部位別に見ると、肝臓や膵臓のがんは生存率がまだ極めて低い。医学の一層の進歩を望む。

薄墨桜を観に西法寺へ行く

 毎年今年で見納めかと思いながら西法寺の薄墨桜を観に行っているが、今年も家内の運転で行って来た。昨年は土を入れ換えて他の場所にあった樹を移したばかりなので、余り咲いていなかったが、今年は成長しているだろうと楽しみにしていた。

 所が薄墨桜はどの樹も花が少ない。ご住職は気温の低い日が多かったせいではないかと仰っていたが、少々残念だ。早く立派に成長した姿を観たいものだ。初代は800年の長寿。二代目は松山の大渇水に遭い400年で枯れ、三代目は土に何かの菌が入ったらしくて短命に終わり、今の樹は四代目。花弁16枚の珍しい樹。無事に成長して呉れるよう祈る。

消費増税に伴い手紙・葉書を値上げと言うが

 10月から消費税が8%から10%に上がるのに伴い、手紙は82円を84円に、葉書は62円を63円に値上げすると報じられた。だがこの表現は間違いと思う。増えるのは税金分であり、税金を除いた価格は変わっていない。従って値上げと言う表現はおかしい。

 随分前のことだが、アメリカに出張した時、あちらで買い物をすると、レシートに「価格:○○○ 州税:×× 国税:△△」と分けて記していた。これが本当の表示法であろう。このように価格と消費税をそれぞれ明記すれば、10月以降も手紙・葉書は価格は変わらないが、消費税が増える分だけ負担額が増えると言うべきである。

 つまりアメリカ流に記すなら、

       現 在           10月以降 

手紙 価格:76円 消費税:6円 計:82円 価格:76円 消費税:8円 計:84円

葉書 価格:57円 消費税:5円 計:62円 価格:57円 消費税:6円 計:63円

となると思う。我が国の内税方式の表示は誤魔化しと言わざるを得ない。

湯築城資料館の新しい館長と会う

 桜見物の足を伸ばして、久しぶりに湯築城資料館を訪れたら、新たに館長に就任したNさんの挨拶を受けた。前館長は身体の具合が悪く、顧問に退いた由。前館長は資料館の経営を立て直した点の功績は大きい。新館長と随分長い間話し込む。河野氏の歴史にかなり詳しそう。出来るだけ資料館に顔を出し、新館長と話をして見よう。

 帰路、花見の出店で抹茶を飲む。桜を見ながらの茶も良きものである。