湯築城跡で地中レーダー探査を

地中レーダー探査で堂ノ後古墳の周濠が堂ノ後古墳の周濠を切り取る形で造られていることが検知されたことから、湯築城の未調査区域をレーダー探査すれば色々なことが判るのではないかと推測される。例えば、湯築城の外堀、内堀共に一部自然流路を利用した可能性が残っている。また丘の東側では内堀がどこにあったのかまだ確定していない。これらはレーダー探査で凡そのことが判明すると思われる。今ひとつ、湯築城西側には今も条里制の跡が明瞭に残っているが、湯築の丘南側の居住区に条里制が及んでいたかどうか、現時点では不明である。条里制を湯築城拡張時に壊したのか、そこには元々条里制は及んでいなかったのか、これもレーダー探査で手がかりが掴めるのではなかろうか。もう一つ、内堀土塁と外堀土塁の合流点で暑さ40cmの砂の層が見つかり、そこに或る時期水路があったことが判っているが、その水路がどこから来てどこに向かっていたか全く判っていない。これもレーダー探査で手がかりが掴めそうに思う。是非とも早くやって欲しい。