ジーコ監督のチーム作り

川淵チェアマンがジーコ監督の指導方針と全日本チームの成長について語っていた。ジーコ監督の成果は宮大工口伝の「百工あれば百念あり。一つにする器量のない者は、自分の不徳を知って、棟梁の座を去れ。」をまさに地で行ったもので、「百念を生かして百工が一つになったチームを作り上げた」ことにあるのではないか。昔誰かが「金平糖の角を折ったら小さな球にしかならない。角を矯めずもっともっと成長させれば大きな球になる。」と言ったが、その心は同じである。
棟梁の心得を実践して成果を上げたジーコ監督は立派だし、棟梁の意を理解して一人一人が自立し協働するチームに成長した選手達も偉い。彼等は将来の日本の中心として活躍して呉れるだろう。
【参照:宮大工の口伝