尾張葉栗郡河沼郷は矢張り「かわぬ」郷と確認

木曽川文庫 Vol.18』の「ふるさとの街・探訪記《川島町》」に次の記述を見つけた(ここ)。

農耕文化が進むにつれて「ムラ」が形成された古代。この地方の豪族羽栗ノ臣は尾張地方の諸豪族を統合し、小国家を形成しました。
その後、大和朝廷による中央集権が進むと、羽栗ノ臣は朝廷と手を結んで国造となり尾張国を統括。当時の川島は、尾張国葉栗郡河沼(かわぬ)郷に属していました。

「河沼郷」は矢張り「かわぬ郷」だったことが確かめられた。その「かわぬ郷」が、いつ、何故「河野郷」に変わったのか、「河野郷」と「河野島」の領域は同じか違うのか、更に、上記二つの文献だけでもこの地域に関係する古代の人物の名前が、笠朝臣、羽栗の臣など色々と出て来るが、これらをきちんと把握し、中世から戦国にかけてのこの地の歴史を明らかにすることが必要である。