昨夜協会の医師が診断

今しがたのニュースで、昨夜相撲協会の医師が朝青龍を診察し、深刻な抑鬱状態と診断し、モンゴルに帰国させるよう進言したと報じていた。症状が重いのなら治療を優先すべきであるのは当然である。
ここで腑に落ちないのは、朝青龍が処分が決定した直後に、急ち落ち込んでしまったことである。人間は余りにも大きなショックを受けると、このようになることはある。朝青龍に取って処分内容がショックだったのだろうか。ここに至るまでの何かに原因がありはしないか。一つ疑われるのは、最初の診断書である。6週間の治療を要するとした診断書を医師は何故書いたのか。誰かの依頼ではなかったのか。誰かが朝青龍にこれこれの診断書を書いて貰えば良いなどと、入れ智恵した者がいなかったか。朝青龍はそんなことで良いのかと単純に考えてしまったのではないのか。処分が決まった時、裏切られたと感じ、人間に対する強烈な不信感に襲われたこと、これがショックだったのではなかろうか。朝青龍はそれらしいことを一言も言っていないが、信じていた人の言う通りに行動した結果が、今回の厳しい処分を招いたとすると、そのショックの大きさは想像するに余りある。以上は全くの推測だが、最初の診断書が出た経緯が追求されていない点、何かすっきりしない。この点を明確にすべきであろう。