かぐやが撮影した地球の映像を放映

「かぐや」が撮影した地球の映像が放映された。実に綺麗だった。地球は確かに青い。月面は無数のクレータだらけのあばた面。その地平線のかなたに青い地球が上って来る。地球の出と言うのだろうか。地球の入りは、漆黒の闇の彼方に沈んで行く。JAXAの説明によると、地球の出は月の北極上空から、地球の入りは南極上空から撮影したものだそうだ。
インターネット上で幾つかの静止画を見れるが、南極に沈む直前の地球を拡大して見ると、青い海と白い雲、白い南極、その下方に薄茶色の豪州らしきものが見える。何とも美しく、ファンタスティックである。
「かぐや」が送って来た写真は幻想的だが、現実は、この美しい星の上で戦争やテロがあり、大気汚染や温暖化、更には原油高や諸物価の高騰、国会の茶番劇などが起きている。馬鹿らしい話である。この美しい写真を見て、皆が矛を収める気にならないものかと思うが、それは夢のまた夢なのだろう。