日向の一の宮・都農神社

明日の電車の時刻を確かめに行った帰り、コンビニに寄ったら『全国「一の宮」徹底ガイド』と言う本を見つけ、購入。日向の一の宮の項を見ると、都農神社とある。早速地図で探したところ、都農神社が載っているのは、国土地理院Google Mapの二つ。Google Mapは大きく拡大すれば出て来るが、写真は解像度の低いものしかない。仕方無いので国土地理院立体視画像で地勢を見る。北側の山地から南に向かって下がって来ると、都農川の北側に比高30mくらいの台地が広がり、都農神社はその台地の先端近くに位置するようだ。都農川沿いの低地は、都農川が運んで来た土砂が堆積した地層であろう。そうであるなら都農神社は川に面した場所にあったことになる。尾張一の宮である眞澄田神社もかっては大河に面していた。他の一の宮の立地は調べなければならないが、大きな川に面し、かつ氾濫の危険のない絶好の位置にあるのは、当然のことかも知れない。
今では都農神社を載せていない地図もあるのは、都農神社や都農地域が寂れていることを示すと思うが、一の宮が存在すると言うことは、昔は重要な地域であり、繁栄していたことを意味する。だが、高千穂町五ヶ瀬川からも、西都原台地からもかなり離れており、同一勢力圏をは考え難い。これをどのように考えたら良いのか、往時の姿を知りたいものだ。
【参考地図】都農地域のGoogle Map