愚劣なメタボ検診

アルパカさんの「あるぱか、ネタの種」でメタボ検診なるものが始まることを知った。一体何ごとかと調べて見て呆れた。国民の健康維持と言う一見もっともらしい看板を掲げ、検診で異常と判定されたら、健康指導まで義務付けているらしい。これは国民の生活に土足で踏み込む行為ではないか。個人の生活をコントロールしようと言うのは、僭越も度を過ぎている。しかも罰則付きとは言うべき言葉もない。かって独裁国家でもそこまで個人生活を規制した例はないだろう。土台役人が考えることは地に足が付いていない空論ばかり。減反政策などその最たるもの。メタボ検診も同じで、役人の考えそうなこと。
メタボの判定基準に平均値を採用したらしいが、これでは2人に1人は異常となる。統計学で異常とは3σの範囲を外れたものを言う。小錦はあんなに太っているが、内臓に脂肪は付いていないので、お医者さんがびっくりしたと聞く。役人が考えた判定基準はこの一事を見てもナンセンスであることが判ろうというもの。健康人を病人にするメタボ検診は早急に中止すべきである。