仕事が無い筈はない

世界的金融不安の煽りを受けて全国で人員整理が進み、失職した人は求人がないためお先真っ暗と、毎日のように報道されている。本当に仕事が無いのか。人手不足で悩んでいる業種は幾つも有ることは、「今こそ就労構造の改革を」で指摘した。それを裏付けるかのように、株式会社モンテローザが契約解除の失業者を対象に『正社員募集〜 正社員として全国最大500名を採用予定』と発表した(ココ)。ほかにも『農業も接客業も「人手不足」「職がない」は本当なのか?』でMKタクシーなどが、有能な人材を獲得するチャンスと見て、あえて採用を増やす企業が出始めていると報じている。
これら採用に乗り出した企業や業種は以前から人手不足だったのに、休職側が安易な職選びに走ったため人が集まらなかった。つまり求人と求職がミスマッチだった。物の需要と供給の間では、供給側が需要に合わせなければ売れないのは当然のことで、異を唱える余地はない。求人と求職の関係も同じである。今、人手を求めている仕事は沢山有る。それに見向きもしないで、自分に都合の良い仕事を探そうとしても無理と言うもの。世の中で必要とされる仕事に取り組む気概が必要である。