民主党圧勝ムードの中で塩崎が永江を制す

愛媛一区で塩崎が永江に辛勝。開票速報では途中まで永江が優勢だったが、土壇場で塩崎が追いつき逆転した。永江は比例区で復活したが、選挙区を自民党が制したのは大きい。民主党が選挙区で勝っていたら、以後４年間我が物顔でのさばって手がつけられなかっただろう。愛媛は自民党が選挙区３つで勝ち、民主党は選挙区で１人、比例区で２人当選し、数では３対３となった。
今回の選挙で、このまま自民党で良いかと問われれば、勿論"No"である。更に受け皿は民主党で良いかと聞かれれば、絶対駄目と答えざるを得ない。自民党は崩壊しているが、民主党は牙を衣で隠していて、政権を取ったらすぐさま衣を脱ぎ捨て、毒牙を剥き出しにするのではないかと、凄く怖ろしい。
そのような状況下で、愛媛では民主党の独走に、ささやかではあるがブレーキを掛けた。その意義は大きい。自民党候補の塩崎は優秀な人物であるが、彼の行動は疑念を抱かす点があり、民主党独走の状況でなかったら、疑念を晴らさない限り支持する気にならない。塩崎としては、民主党の暴走に少しでもブレーキを掛けるため、やむなく彼に投票した人が沢山居ることを肝に銘じて、国のため、国民のため、まともな保守再建に努力して欲しいと心から願う。